あかり あってこその命
人は皆必然的に光のあるところを目指す。江戸時代に工夫が進んだ行灯や提灯は漆黒の闇を光で照らしてくれた。 そのおかげで人は夜でも心安らかに過ごすことができたのだ。植物もまた光を好む存在だ。 陽光と月明かり、そんな光の中で植物は生を謳歌する。この上なく光を愛する植物たちに、ここで人の手による温もりのあるあかりを贈ろう。 そして人と植物、ともに命の源泉であるあかりのもとに集おう。
花材:グロリオサ、シダレヤナギ、ヤマゴケ
material : Gloriosa superba, Salix babylonica, Leucobryum