お家で

コロナ緊急事態宣言中に首都高速を走りながらふと感じた。

 

通常の夜に首都高速を走ると左右に流れ光るネオンが、闇の街を明るく照らしていたが、この緊急事態中はネオンではなく、数多くそびえ立つ高層マンションの四角い窓のほとんどが、いつになく明るく闇夜に浮かび上がっているのだ。

小さい頃、

ツララは外気温と内気温の差のひらきが有るほど、屋根の雪が解けやすく、大きいツララが出来る家は、幸せな家族が住んでいると、祖父から教えられたことを思い出した。

まさにこの光景の灯の群れは、大きなツララが出来る家に似たピースフルな生活を営む証のように私の目に映った。

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