たかがコンビニされどコンビニ

コンビニの発展で世の中は大きく変わった。美味しいおにぎりにお弁当、チーンで手軽にできるお惣菜にレトルト食品、バリエーション豊富なスイーツ、宅配発注に受け渡し、公共料金や税金の支払い、娯楽チケットの購入、ATM機能、自由に使えるトイレなどサービスてんこ盛りのラインナップに多くの事をコンビニで補える便利な時代だ。

たけど、このラインナップの中で豊富な食品の存在だけは、一抹の不安を感じる。

ほとんどの食事がコンビニ食で賄われている家庭が増えているという記事を読んだ時、「おふくろの味」が「コンビニの味」になってしまったら、このような環境で育った子供は、どんな大人になってしまうのだろうか。

美味い不味いではなく、子供に愛情をかけ手造りの味を食べさせたいという思いが込められた料理ほど、親子の絆を強くするような気がする。

私は母が作ってくれた親子丼より、コンビニのほうが美味しいと感じる比較ができる時代に生まれて良かった。

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