ピンチをチャンスに

コロナウィールスが世界中に猛威を振るい異常事態宣言が各国で発令されている。日本においても「密閉」「密集」「密接」を避けて生活するよう政府が強く国民に促している今を体験している私にとって、平常では考えもしなかった多くの気づきと学びがある。

人とは2メートルの「ソーシャルディスタンス」(社会的な距離)をとって生活しなくてはいけない環境は、握手、スキンシップやコソコソ話しもできない非日常的孤独な立ち位置であり、日ごろ密に接している友人、知人、同僚の存在を改めてありがたいと思う。つまり人は一人では生きていけないという当たり前の

気付きに仲間存在に対する感謝の念を感じる。

「不要不急の外出は控え」極力自宅待機やテレワークを虐げられた長期環境は、私にとっては息が詰まる。時になまった体の為、散歩に出ると都会の空気がすこぶるうまく感じ、太陽のエネルギーを体いっぱい吸収して元気になっていく感覚があり、風になびく公園の緑がやたら清々しく感じるのだ。つまり人は自然の一部であり、自然に生かされているという当たり前の気づきに、生きとし生けるものへの感謝の念を感じる。

この異常な状況がきっかけとなり時代の転換期になるのなら、人はより人にやさしく、自然に対して謙虚な気持ちになれるのではと私自身は思うのだが。

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